中国に駐在する日本人は基本的に中国語を話せない場合が多く、同じく財務担当の中国人は日本語が話せることは稀で基本は日本語を話せない方が多いです。

そのため意思の疎通が難しく、日本本社が必要とする資料提出時に誤りが起きることも考えられます。

今回はそんな意思の疎通と中国子会社の仕訳データを決算情報として日本側でのシステム入力作業の改善を検討していた電子部品業界のお客様の導入事例をご紹介したいと思います。

用友データ連携アプリ「看看」導入のお客様データ

業界

電子部品機器メーカー様

問題点

問題点1.中国側から財務データがもらえない。
問題点2.現地スタッフとのコミュニケーションが出来ない。

導入機能

「看看」基本機能と追加ライセンス、CSVデータ出力
オプション機能(2級以下日本語変換、総勘定元帳、帳票作成)

用友データ連携アプリ「看看」導入後の運用状況

現地の財務担当者は日本語が話せない中国人担当者のため、担当者に声をかけなくても財務データを好きな時に入手できるようになった点です。

また「看看」アプリで出力したデータを、日本側本部のシステムと連動。手入力作業が廃止され、作業効率に繋がりました。

ご相談からアプリご導入までの経緯

用友財務データ連携アプリ「看看」を導入したお客様の声。問題点
お問合せをした時点の問題点として、現地日本人責任者は中国語が話せず、財務担当者の中国人は日本語が話せない点でした。

同じく日本本社側の日本人も中国語が話せないため、日本側から中国語が話せない現地責任者の日本人経由で中国人スタッフへ指示を依頼していました。

ただし現地日本人責任者は財務責任者ではないため、財務専門用語を伝える難しさや片言の中国語の単語を使って交流していました。そのため財務担当の中国人へ日本側の意図を上手く説明するのが難しい状態が続いていました。

直接日本側から指示が難しいため、現地日本人責任者が不在の場合は、中国人担当者からの資料提供が後回しになる事も多々ありました。また資料が提供されても、依頼した内容と違う場合も。

そんな時に「看看」をご紹介してもらい、今までの中国側の状況をご相談。導入することで日本側の必要な状態を満たせると分かり、導入に踏み切りました。

またご相談をする中で中国側データを日本側の財務システムに連動できる事も分かり、入力作業の負荷軽減も考え、仕訳データのCSV出力も利用することにしました。

用友データ連携アプリ「看看」導入メリット

結論から言いますと、「“早く相談して導入すれば良かった”が導入時に感じたことです」

現地日本人へ余計な依頼も減り、日本側中国側とも本来の職務に注力することが可能となりましたし、提供資料が違った場合の確認作業や再提出の依頼作業も格段に減りました。

出力した仕訳明細データを日本側システムと連動し、システムへの入力作業も大幅に軽減されました。

現実問題として「現地日本人も数年単位で中国から帰任」するため、そのつど現地状況を「新しい赴任者へ説明して理解し対応してもらう」のは大変難しいです。

また中国の事情として「中国人スタッフの流動も多く引き継ぎ」も非常に困難です。

そのため「看看」のようなデータ連携ソフトを導入すれば、いつでも安定して現地中国の状況を日本から確認することができます。

中国人スタッフに気兼ね無く、帳簿状況を日本本部が確認するための余計なストレスが軽減できることができました。

記事のまとめ

如何でしたか。

今回導入にあたって、実際のお客様の生の声をご紹介させて頂きました。同様の現地状況でお悩みの企業担当者様、ぜひご相談下さい。

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